齋藤先生・乗鞍レースのページ

結果は惨敗！１時間４９分１４秒
万を持して臨んだ乗鞍、大会前日の練習も乗鞍の裏山で結構ハードにこなし
スタートの駐車場から５０メートルほど下った無料の真っ白な硫黄泉
（まさに秘湯、絶対わからないと思う場所、たぶん村営。来年の練習で行きましょう）に入る。
宿に戻り今度は鉄系の温泉。夕食後皆で少し飲む（８畳間にニ十数名）。
その後自分達の部屋へ戻り即寝る。３じかんほど寝て１時に目が覚める。
それから風呂に入り２時にまた寝る。妖怪が２匹も出る夢を見て（かなりうなされていたらしい）
予定の５時より１５分早く起きまた風呂に入る、４回目。こんなに眠れていいのかな？
自転車の準備をして６時から朝食。しめじスパゲティーがやけに美味い。
早めにスタート場所へ。予想どおり２００台ほど並んでいる、４０代クラスは７００人ほどいるようだ。
４０代のチーム員６人がまとまりスタート地点へと移動。まあまあの位置かな。
チャンピョンクラスからスタート。７:４０分ついに始まった、５メートルも行かないうちに前で落車。
危うく巻き込まれそうになるが、ビンディングをはずすだけで避けることができた。
始めの４キロが苦しいはずだったが全然苦しくない、しかも７～８キロまでジロ４０代ではトップ
だったようだ。半分の１０キロ地点のタイムは３８分これは１時間３０分を切るかもしれない、
でもなんか調子が変だ、呼吸のタイミングがいつもと違うし胸の痛みがなくならない。
そして１２キロ地点で急にへなへなに、といってもハンガーノックではない、明らかに心臓だ、
アドレナリン云々どころではなく自転車に乗って初めて生命の危険を感じた。
４日前の２５日に東京歯科の同期生が突然死しており、今夜は彼のお通夜だ。
脳裏に『乗鞍で太った中年男性突然死』の新聞の記事が浮かび上がる。
終わった・・・とりあえず頂上までは行こう。時速７キロ、皆に抜かされながら淡々と上る。
当然ながら息も上がらず今までの汗も止まり、かなり楽ちん。でもちょっと頑張ると
本能からか脳に危険信号が送られた。ゴール直前でもそれは変わらなかった。
そんな中、早く着いた選手達が山を降りてきた。その中の一人が（ジロのチーム員）
『がんばれ！チームジロ！』と私に向かい叫んだ。既に湿度１００パーセントの霧の中、
ゴーグルを取っていたにもかかわらず、前がかすんで見にくくなる。
ゴールラインを横切る、ピーー『２４８４番』・・・
来年は結果を出そう。風呂もあまり入らないようにしよう。
その前に９月の富士山スバルラインヒルクライムがあるさ。
リベンジ、リベンジ。今日の昼練も足が軽いんだけどな？

平成１６年８月２９日（日）

齋藤　守先生がチャレンジ　しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　齋藤　守先生より届いたメールより